出荷制限が解けた直後の原木シイタケ(茨城県) ※小豆川先生執筆

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茨城県では、福島第一原子力発電所事故を受けて、県内の原木しいたけの一部に対して出荷の制限や自粛を行っています。しかし、県が定めたルールに則って、放射性セシウムが基準値を超過しない事が確認された生産業者には、出荷や販売ができる制度があります[1]

 

ルールの中には、原木(ほだ木)には50 Bq/kg以下のものを使用する、とあります。しかし、出荷時には、「食品の基準値以下であることを確認する」という文言があるのみ[2]で、具体的な数値が記載されている例はあまりなさそうです。

 

そこで、2016年5月に出荷制限が解除された直後の原木シイタケを購入し、放射性セシウムを測定してみました。ただ、あくまで一例ですので、出荷された全ての原木シイタケがこの値になるわけではありません。

 

2016

 

 結果は、以下の通りでした。
 

2018

 示された結果は、放射性セシウムとして約25 Bq/kgですので、一般食品の基準値(放射性セシウムとして100 Bq/kg)よりも明らかに低いことから、規制上、出荷には問題ないことが確認できました。

 同時に約25 Bq/kgという値は、流通している食品の中ではかなり高めの値でもありますが、生産側からすれば、ここまで下げるためには大変な努力があったはずです。

 

[1] 原木しいたけの出荷制限・出荷自粛解除について

https://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/rinsei/shido/shido/15/20150430/index.html

[2] 放射性物質低減のための原木きのこ栽培管理に関するチェックシート

https://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/rinsei/shido/shido/14/20140801/index.html

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