前回の福島第一原発(以下1F)の空撮映像はおかげさまでなかなかの反響をいただきました。
さて、前回は汚染水のタンクであったり、原子炉建屋等を中心に写真をご覧になっていただきましたが、今回は前回公開していなかったその周囲の施設であったり、帰還困難区域を含む周辺地域の様子を皆様にお伝えできればと思っています。
今回の公開にあたり新聞社の方から話を伺うことができまして、セキュリティ関係のものについては削除しています。原子力施設であるためよく見てみると防犯機器がとても多く、そのために公開するのがためらわれる写真も多数ありましたが何とか工夫し画像を加工した上で出していければと思います。
(なぜかそういうと頭が悪い暇な陰謀論者が湧いて出てきたりしますが、そういった方はここでお引き取り下さい。こちらは相当な資金や時間を費やしてまじめに撮影しています)
原発の撮影には1年半以上の期間をかけ様々な許可を得た上で実施しています。
立ち入りが難しい箇所では、複数人で特殊な機材を用い原発敷地境界からさらに数キロの距離を取ったうえで超望遠機器での撮影を実施しています。
当該周辺地域では高線量地域や立ち入り禁止箇所が多く、危険な場所もあるため決して許可なく類似の行為を行わないようお願いいたします。
震災前から時間が経つにつれ汚染水のタンクが増加してきた変遷がよくわかります。現在の汚染水が並んでいるタンクの様子であったり、311当時から時が止まってしまっているその周辺地域の様子であったりを動画にしました。ご覧になってみてください。4Kにて撮影。
上記に加え詳細な動画を追加しました。(2020/07)
こちらは幸いなことにメルトダウン(炉心溶融)に至らなかった5・6号機
(掲載されている画像はクリック(タップ)することで拡大できます)
東京新聞の記事より、原発の周辺には焼却施設・廃棄物貯蔵施設などの様々な施設が並ぶ
原発の周辺は南北約8キロにわたり広大な中間貯蔵施設が造られている
同エリアを拡大したもの。緑色のシートの下にはフレコンバッグが眠る。奥に見えるのが常磐道。
前回公開できていなかった汚染水のタンクなど
手前側に並べられているのが横置き型タンク。以前は高濃度汚染水の保管に使用されていたが現在は使われていない。
スケールがわかりやすいように画像を加工し車をタンクの脇に持ってきてみるところ。写真で見ると小さいですが、実はかなりの大きさ。
こちら1Fの北側エリア。様々な廃棄物の保管場所のようですが、相当放置されてしまっているらしく草木が茂っていた
1F北側より見た沿岸部の写真
1F北側の海岸部。津波の被害で何かの配管が折れてしまっていた。ここは帰還困難区域内のためこれはきっと一般の人がなかなか目にすることのない写真・・・
そのまま海岸沿いを1Fに沿って北側から撮影していきます。写真は5・6号機から少し海側の施設の様子
その他
1F構内南側の施設。これを初めて見たときはどこかの港湾施設かと思いました。びっしりと並ぶコンテナとクレーンのような様
見覚えのあるコンビニ。デイリーヤマザキか?その奥にも廃棄物の山がある。
個人的に一番印象的だったのがここ。たくさんの車両が所狭しと並ぶ。以前おしどりマコ・ケンさんから汚染がひどい車の墓場みたいな場所があると聞いたことを思い出す。もしやここだろうか・・・
消防車両や散水車。なぜかキャンピングトレーラーまで。汚染がひどく、もはやこの敷地内から出せなくなっていたとしたらこれもまた1Fの闇か・・・
1F周辺の印象的だった場所
双葉厚生病院。先日311当時のお話を聞くことができたが、ここで亡くなった方の遺体が線量計が振り切れるほどの汚染だったそうな・・・。そして、ここでも草木が生い茂る
どうでしたか?一般市民の目線から見た福島第一原発の様子を写真を中心に報告してみました。大手の新聞とはまた異なったレポートができたかと思います。資金面が一番の問題ですが、資金が集まれば継続的に空撮も続けていきたいと思っています。
改めて寄付のお願い
4月に入り寄付金がほとんど集まっておらず危機的な状態です。3月は必要な資機材の更新があり我が家からも先月だけで30万円以上の持ち出しとなってしまいました。とても厳しいです。
前回お伝えした通り、1F空撮のため一年半で350万円以上の資金がかかってしまい現在色々とぼろぼろの状態となっています。
1F空撮企画はたくさんの挫折や失敗を繰り返しながらも前進し、たくさんの時間やお金を犠牲にして何とか形に持ってきましたが、残念ながら資金面の限界を迎えております。
活動を継続するため、記事が参考になった方はご支援について何とかご検討いただけないでしょうか<(_ _)>
(下にあるクレジットカードの寄付はとても簡単なので是非!!もちろんお振り込みもにも対応しています)
クレジットカード(VISA,MASTER)による寄付
1,000円以上の任意の金額での活動支援が出来ます。今後の活動継続のため、ご支援をよろしくお願いいたします。
(全角での入力はエラーになるため、必ず半角でのご入力をお願い致します(_ _))
出典元
・東京新聞
https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/910
※応援いただける方は、できれば記事のシェアやリツイートをお願い致します。
(但し、測定結果画像の無断転載・盗用はご遠慮ください)
↑こちらをクリックしていただけると育児ブログランキングが上がる仕組みです(1日一回まで)