先日高江までの移動費のご支援のお申し出を頂き、高江のヘリパッド反対運動を撮影する機会がありましたので、その写真を掲載します。
他の方のように、センスある写真はなかなか撮れないのですが、自分目線で撮影した写真なので雰囲気など掴んでいただけるかと思います(^o^)
(写真はクリックすると拡大できます)
あと、結構きつい写真も多いのでそういうのが苦手な方は見ないようにしてくださいね。
高江は自然豊か、なおかつ固有種の生き物がたくさんいる森とのことでした。
人差し指サイズのナメクジ^^;
実際に行ってみると、夜中に雨の中を亀の集団が道路を横断していたり、なかなか日常生活では見ることの出来ないたくさんの自然とふれあうことが出来ます。
地元のガソリンスタンドの方のお話を聞いても「高江は本当に自然豊かな場所なんだよ~」と、お話してくださいました。
8月6日早朝
N1裏のテント撤去に備え、6日から毎日泊まりこみ(車中泊)をします。写真は早朝の新川ダム。
前回のテント撤去は早朝に行われ、なおかつ周辺の道路を閉鎖されてしまったとのことで
この日も沢山の方がN1裏周辺にて車中泊されていたのでした。
写真を撮りたいのに閉めだされては元も子もないので、皆さんと同様めたぼも泊まりこみの毎日を過ごします・・・^^;
沖縄特有の土砂降り。これが結構あるので、参加される方は雨合羽など持参されたほうが良いと思います。
宿に立ち寄り再びN1裏テントへ
環境NGO・やんばるの自然を歩む会
代表 玉城 長正 さん
玉城さんより、ヘリパッド建設予定地周辺の生態系のお話を聞きます。
ヘリパッド建設、オスプレイの飛来に伴う希少種への影響があり、それまで見られなかった場所に動物が現れるようになったり、異常な行動をするようになったりしたそうな・・・(´・ω・`)
N1テント裏周辺にて撮影したヤンバルクイナ
見ると前日の撮影のよう。
その他には、環境アセスメントが如何に短期間に出鱈目に行われたかなど・・・。かなり聞き入ってしまうヤンバルの生態系のお話。
玉城さんは夕方に森に入り、そのまま朝を迎えることも沢山経験されているようで、生粋の山好き(生き物好き?)の方のようでした。
聞くとウェブでも情報公開しているとのことで、こちらへリンクを貼っておきます。
やんばるアカヒゲ
その他、とても印象的だった言葉があります。それは、平成8年ころの反対運動は、土建屋と反対派との対立だった。基本警察は不介入、むしろたまに仲介する程度だったものが、今となっては県警はもちろん、機動隊まで(自然を守るための)反対運動へと介入してくるようになった。時代の変遷とともに、国家の圧力も目に見えて増してきたとのことでした。
TBS『報道特集』の金平さん。テント内では、プレスの方、フリージャーナリストの方も多数いらっしゃり、色々貴重なお話を聞くことが出来ました。
その日の夕方・・・
何やらテント内がガヤガヤ・・・(;・∀・)
三宅洋平さんと共に、安倍首相の奥様(安倍昭恵さん)が出現しましたΣ(´∀`;)
本当に短時間の滞在で、テント内の方とはほんの少しお話しただけで、その場を後にしました。
なかなか難しいですが、テント内は怒っている人が8割以上という感じ。
(三宅さんもいろいろな考えのもと動いていたのかもしれませんが・・・)
これに関して言うと、その日のツイッターのトレンドを独占するほどの話題だったみたいです。
7日早朝
もちろん車内泊。朝からあいにくの雨です
右を走るのは機動隊の装甲車両
実は前日のうちに、テントを拡張しておいたので雨が来ても快適に
テント横に不思議な石が。これなんなんでしょうね??
→珊瑚とのことでした。
テント内で、IWJの方や、その他中々有名なジャーナリストさんたちともお話出来ました。
N1テント裏はUSMC(アメリカ海兵隊)、アメリカ海兵隊が管理する敷地のようです・・・。
その日の夜・・・
テント内で様々な催しが・・・。オカリナってこんなに素敵な音色なんだなぁ・・・って、ちょっぴり感動。ここで、読者さんの方とも偶然お会い出来ました(ΦωΦ)フォッフォッフォ…
全国からのご支援だそうです。私達の測定所もそうですが、全国から沢山のご支援を頂いているようです。
8月8日朝
朝のお話を聞くと、反対派の方が車で牛歩戦術を行う模様。写真撮影のため、最高尾に付いて行きました。
この日初めての牛歩だったため、現場は大混乱し警察車両のサイレンが鳴り響き
(こちらでは最早当たり前な感じです^^;)
メディアも路肩へ
大名行列のような警察車両に守られ
砂利運搬のダンプが来ました
機動隊へと無言の抗議をする女性
ダンプを止めようと軽トラの荷台から必死に飛び移ろうとします
(車の中から必死に撮ります)
この時の記事は龍作さんの記事を参照
(リンク先の白い車の中から写真撮影しています)
反対派の方がダンプの下に潜り込みますが、間もなく排除されます。
警察から撮影を止めるよう言われ、抗議する横川 圭希さん。
その後・・・
近くのムーランでお食事。ここでも色々貴重なお話を聞くことが出来ました(`・ω・´)ゞ
8月9日朝
牛歩二日目 琉球新報へのリンク
写真にはないですが、上空には警察のヘリまでいました・・・
牛歩を行う端の車両からをレッカー(簡易型の油圧ジャッキにて)しようとします
レッカーした車両の合間を縫って警察車両に挟まれた土砂運搬のダンプが
土砂運搬に抗議する男性
メインゲート
N1ゲートへの土砂が運搬されていきます・・・
警察の対応に抗議しますが、ふつうに「うるせーよ!」と、こんな感じの警察の対応です。
ところがカメラで動画を撮ってみると、対応が変わりました。やはりカメラ(特に動画)があると、意識するようでは有ります。
(すぐにyoutubeとかにアップされるからなぁ・・・、ブツブツ・・・と、別の警察の方も言っていました)
最後に
テント内で沢山の方とお話する機会がありましたが、みなさん今の日本のあり方に疑問を持つ方、自然が大好きでそれを心配されている方など、基本的には温厚で優しい方が多い印象でした。少なくとも、滞在期間中でお会いした方は巷で言われているプロ市民などではなかったです。おそらくネット上の都市伝説かと思うのですが・・・。皆さんお仕事をされながら時間を作っていらっしゃった方、もしくは退職されている方が多かったです。10代後半、20代前半の学生さんもいらっしゃいました。
これまではネットの動画くらいしか主な情報を見つけられなかったため、最初はわざと大袈裟にやっていたり、誇張されている部分もあるのかな?と、考えてもいたのですが、決して誇張されているわけではなくて、実際はもっとひどい場面も沢山目にすることもあります。
とにかく法律なんか関係ないという状態の警察。「お前が押したからやりかえしたんだ!(この場合手を上げた)」と警察が平然と言ったり、とにかく土砂を運び込めば何でも良いという、目的有りきで本来法のもとに動かなければいけない警察官がそれを守っていないという場面を多々目にしました。
色々な理不尽な対応に、法的根拠を訪ねてもそれがわからない警察官・・・。こんな対応ばかりなので、反対派の方ももちろん怒るわけです・・・。
とはいえ、警察の方ともお話出来たのですが「こっちも生活がかかってるからね。家族だっているから・・・。」と、本音をこぼしてくださった方も中にはいました。
実際に見てみると動画ではわからない貴重な発見もあったりしたので、今回は沖縄に行くことが出来てよかったと思います。最終日は沖縄の読者さん達ともお話することが出来、大変貴重な機会となりました(*^_^*)
以上、なかなかニュースでもやらない東村高江の今の姿でした。
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