べぐれでねが

-気が向いたらセシウムを検査するブログ-

(続)Jヴィレッジ内から搬出された高濃度廃棄物の行方を追え!?

本日は以前の記事に続きまして8月の取材についての報告となります。今回も写真ベースで簡単に解説していきます。

今回の記事ですが、現在おしどりマコ・ケンさんをはじめ、報道関連の方が追っているJヴィレッジの原状回復工事(除染工事)に伴い搬出された8000(Bq/kg)超の高濃度廃棄物を捜索した記事となります。詳細はおしどりのお二方のホームページをご覧になっていただくこととし、当ブログではそれをごくごく簡潔にまとめ、加えて現地からの報告をお話ししたいと思います。

前回の記事

Jヴィレッジ内から搬出された高濃度廃棄物の行方を追え!?

前回の取材時より指定廃棄物・除染土の数量(体積)について東電の会見で訂正がありました。

保管されていた118m3の8000(Bq/kg)超の指定廃棄物については72m3へと、51000m3の8000(Bq/kg)以下の除染土については54000m3へと数量が訂正されています。

8月の現地取材

まずはマコさんからの依頼で、週末の現地の利用状況について確認しました。

全天候型練習場

 

そこでは、それはもう人で埋め尽くされんばかりの子どもや父母の方が施設を利用されていました。

 

No.6人工芝ピッチ

 

施設の利用状況について上空からも記録を進めます。

 

手前側の駐車場は、2019年末に103万(Bq/kg)の汚染が見つかった多目的駐車場ですが、駐車するのが難しいほどの混雑状況となっていました。

 

 

指定廃棄物の保管場所

指定廃棄物の場所については8/15日に毎日新聞からの報道もありましたが、やはり前回私達が推測していた場所が指定廃棄物の保管場所(旧テニスコート場の脇)だったようです。マコさんから連絡をいただきすぐさま現地に行き撮影した頑張った甲斐があったというもの。ここで公表している写真は数少ない指定廃棄物保管中の空撮写真かと思います。写真は7月時の取材時のものですが8月に入りどうなったかといいますと次の通り。

 

右上の柵に囲まれた緑色のシートの箇所が保管場所です。逆光で見にくいですが当該場所を拡大してみます。

 

7月時の簡易的なシートで囲ったような柵とは異なりしっかりとした柵で覆われていました。以前は崖側(写真手前側:西側)については柵が設置されていなかったのですが、今回はしっかりと全周に渡って柵が設置されています。そして、下に敷かれていた敷鉄板の位置が変更されていたり、油圧ショベルが移動していたりと、前回取材時からの短期間の間に色々と動きがあったのは間違いありませんでした。

 

その他写真からの気づき事項としては奥に寄せられていた油圧ショベルの脇に作業で生じたものでしょうか?ブルーシートが寄せてあることが判明しました。(前回7月の取材時はありませんでした)

(指定廃棄物については7月末に申請を受理、今回の撮影の後8/7日までに環境省が回収し既に敷地外へと搬出されたとの事。)

 

なお、私達が7月の空撮で得た情報を基に、古市県議(福島県)が7月末にJヴィレッジにてヒアリングと現地の視察を行ってくださっています。その結果、当該エリアの封鎖期間についてはヒアリング時より3ヶ月ほど前(7月末より3ヶ月ほど前)との回答があり、東電の原状回復工事については2018.06で終了しているため、2018.07からの段階的な営業再開時よりこの場所で指定廃棄物を保管していたとなると、2年近く間当該エリアを封鎖せずに指定廃棄物を保管したというずさんな管理状況の実態も浮き彫りとなります。

この件に関する毎日新聞の見出しは「Jヴィレッジの除染廃棄物 施設内に2年間こっそり保管 8月ようやく搬出」ですものね( ;∀;)

こっそり保管って何やねん、と疑問に思うのが極めて普通の感覚です。

 

その際に設置された立入禁止柵。指定廃棄物の保管・管理状況について報道されはじめ、慌てて設置したのでしょうね・・・。

 

復興オリンピックのシンボルとなるはずであったJヴィレッジ

外観や設備面についてはとてもきれいで素晴らしい施設ではあると思いますが、100万(Bq/kg)以上の汚染が見つけられたり、指定廃棄物がずさんな状態で保管されていたりと、オリンピックのための急造感が否めない実態がそこにはありました・・・。なお、既に造成に使われてしまったという54000m3の8000(Bq/kg)以下の除染土(除染の際剥ぎとられた汚染表土)についてですが、現在も造成に使われた場所については「関係者へと迷惑がかかる」とのことで非公開とのこと。関係者の配慮はあれど、埋め立てが行われてしまった地域住民の追加被ばくについては配慮がないという東電の不誠実な姿勢はなおも続きます。

 

今回の取材についてはおしどりマコ・ケンさんとの連携により実現した取材ですが、結果的にはお役に立てたようなので良かったです。一連の取材時の写真や動画についてはマコさん達へと提供させていただきました。しかし、今回はタイミングもバッチリで良い情報を皆さんへと提供できたかと思います(^_-)-☆

 

2020.10.07追記(ここから)

10月の福島出張時に同地点を上空から撮影しましたが、指定廃棄物についてはグリーンのシート周辺のフェンスを含め撤去されていました。

(追記ここまで)

 

今後もマコさん達と連携し様々な場面で有用な情報を公開できればと思っていますのでぜひ今後とも応援いただけますと幸いです。

Jヴィレッジ周辺の水田について

話は変わりまして、写真は2014年時点、Jヴィレッジから1km強北東のエリアですが無数の黒いフレコンバッグ(汚染廃棄物)の姿が見えます。なお、こちらの周辺についても空撮を実施しました。その結果・・・

 

かなりの部分が水田となっていました((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

僕の感覚ですとありえないのですが、こちらもどうなんでしょうね・・・

 

 

そこから更に1kmほど離れた場所の写真です。こちらは現在もフレコンバッグが保管されていますが、まさか今にここも・・・

 

といいますのも、いくら除染をしたといっても除染自体がずさんだったり(見えない、感じないものなので結構あるんですよ・・・)、地形や水の流れであったりと環境的な要因があり線量が低減したあとに再び高線量となる場合もあります。帰還困難区域でも測定を行っている身として、様々な場面でそれを感じるからです。

局所的な汚染がある場合は空間線量としては反映され無いこともあるため、しっかりとゲルマニウム半導体検出器等を用い、継続的に土壌汚染についてのモニタリングを行っていただきたいと思うのですが、水田に戻す際にどこまで詳細な確認が行われているかは今回の記事のリリースには確認が間に合いませんでした。実態はどうなんでしょう・・・。併せてご報告でした。

 

今回撮影した写真のかなり詳細なスライドショー(4K解像度にて収録)

 

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補足

レポートをご覧になっていただいた方で、途中の103万(Bq/kg)がどれほどの土壌汚染かという疑問をお持ちの方は次のリンクをご覧になっていただければわかりやすいかと思います。ご参考までに(^_-)-☆

2017年 高浜原発環境調査(中編) -測定値の評価、各都道府県との比較-(これだけは読んでほしい!)

 

それでは今日はこのへんで

|ω・`)ノマタネー♪☆彡

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(但し、測定結果画像の無断転載・盗用はご遠慮ください)


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