昨日のNEWS23党首討論にて
#news23
山本太郎氏
汚染水は流れっ放し。その影響はどう?静岡で水揚げされたアオザメ。基準の7倍の700ベクレルの汚染が出た。ストロンチウム90の検査をぜひやって下さい、まだ100検体。こういうことが経済にも影響を及ぼす。 pic.twitter.com/8EN6butNkw— 但馬問屋 (@wanpakutennshi) 2016年6月24日
#news23 「実際の所は港湾内で1日で47.3%の水が港湾外に入れ変わる。8日間で99%の水が入れ変わる。要は汚染水は流れっぱなし。その影響は今年の初め「アオザメ」という魚が静岡で水揚げされた。この件で基準の7倍の汚染が出た」 pic.twitter.com/v0oJYIPMp4
— 啓 (@time_graffiti) 2016年6月24日
例のアオザメの話もしはったんや https://t.co/NnFXoGhEXJ
— ただの黒猫(横浜) (@Tomynyo) 2016年6月24日
山本太郎さんが昨日の党首討論で、私達が測定した沼津のアオザメについて触れてくれたみたい。こうやってたくさんの方に測定のことを知っていただけると嬉しいですね~(*^_^*) https://t.co/54j5wXPz7v
— 秋田放射能測定室『べぐれでねが』 (@metabokenopapa) 2016年6月24日
これ、私もうれしいなぁ(^o^)♪ほんとうによくやって下さってるので、べぐれでねがさん♡太郎さんもありがとう。 https://t.co/buE2b5XNM4
— すけろくちゃん (@2012wat) 2016年6月25日
どうやら、なかなか良い情報提供ができたみたい(^o^)
『べぐれでねが』から山本太郎さんへとバトンをうまくお渡しすることができました。
しかし、これってすごいことじゃないですか?私達の測定結果がもしかしたら投票結果へ影響するかもしれないということです。まだまだ汚染が終わっていないということを沢山の方に知ってもらういいきっかけとなると嬉しいですね。
太郎さんありがとうございました(∩´∀`)∩ワーイ
本日の試料
宮城県の冷凍牡蠣を購入しました。殻付きではなく可食部のみ(少量の海水を含む)で20kgとなります。
宮城県の牡蠣ですが、20kg購入するのに目玉が飛び出そうなお金をお支払いすることに(;・∀・)
広島の牡蠣は比較的流通量が確保されているのですが、めたぼが購入した時点では宮城県産はまだすくなく大変高価でした。
皆さんもネットで宮城の牡蠣を20kgの購入シミュレーションをしてみてください(もちろん実際に買う必要はなしです)。きっと、どのくらいのお値段なのかわかりますので(^o^;)
産地情報
伊達の旬かき(冷凍 850g) 宮城県産
賞味期限 2016.8.21
[養殖について]
・養殖場は石巻周辺、牡鹿半島周辺が多い
・養殖方法は主に海中にぶら下げる方法(筏垂下)
・養殖期間は成長度の違いで1-2年のばらつきがあるが、平均2年程度
[放射能検査]
自社測定なし
宮城県漁協HP参照
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/suishin/hoshahoujoho.html
試料の前処理
まずは凍結乾燥(フリーズドライ)の準備。
今回の牡蠣は相当処理量も多く、上記の凍結乾燥瓶にして実に・・・・
32本分の牡蠣を処理しました(^o^;)メチャタイヘンダッタ
ということで凍結乾燥便に満載の牡蠣を8本×4クール処理するわけですが、まずは1クール目
1クールの中でも、2回水を捨てなければならず(除氷)これまた超大変(; ・`д・´)
除氷し、トラップから水を捨て、再度試料を凍結し1クールの2回めの処理を開始(って、ややこしいよね・・・
59時間近い時間を要しました。
見た目ほぼそのままで、めちゃんこ軽い試料が出来上がります。
ゴミ袋サイズの袋に回収し・・・
2クール目
同様に2回除氷し
2クール目は70時間を要しました。
3クール目へ突撃
同じく2回除氷し74時間を要しました。しかもここで真空ポンプのオイル交換の時期に到達し・・・
真空ポンプのオイル交換を実施Σ(・∀・;)
オイル交換やフリーザー部の清掃などを終え4クール目に突撃
4クール目は53時間に達しました。
膨大な時間と手間、費用をかけ試料を乾燥させたと思ったのですがここで事件が発覚・・・
よくよく試料を触ってみると・・・
まだ水が飛びきっていなかった( TДT)ウソーン
ここから熱風乾燥に切り替え
まずは80℃にて2日処理、その後庫内の風乾にて5日間。一週間にも及ぶ一次乾燥処理を施し
まずまずカリッと、ここからさらに105-150℃にて3日間二次乾燥処理
さらにカリッと仕上がりました
重量計測し、ここから粉砕することさらに1-2時間・・・
測定室の処理日誌を見てみると、減容化から粉砕まで合計24日に及ぶ、力のこもった試料の処理が終了します。
当初約20kgあった試料ですが約2kgまで減容化することに成功しました。
もはや採算なんか全く考えておらず、正確なデータを提供するためだけに頑張りました(; ・`д・´)
(と偉そうに言ってみたものの、赤字だとやはりやっていけないのでご支援もお願いします(;・∀・)アラホンネガ)
ということで、東京大学にてGe(ゲルマニウム半導体検出器)での精密測定を行いました。
気になる結果ですが・・・
(;゚д゚)ゴクリ…
( ;´─`)ゴクリ
測定結果(いつも同様、購入状態へと換算した値)
※上記画像の無断転載・測定結果のテキスト化を禁じます。
放射性セシウム両核種が検出されました。134Cs/137Cs比から汚染のうちのほぼ全量が福島原発由来の汚染であることが判明しました。
宮城県の測定では発見されなかった汚染水の影響が、精密測定で明らかになりました。
牡蠣は平均して2年ほどで成長するということで、ここ2年ほどの汚染が有力でしょうか?
実はここからさらに驚きの結果が・・・
今回の試料からなんと・・・
人工の放射性物質である、放射性銀が検出されました
(108mAg,110mAgの二種の放射性銀)
放射性銀の測定結果(いつも同様、購入状態へと換算した値)
放射性銀は原発事故直後には検出されたこともあったのですが、ここ最近の海産物から検出された例は・・・
水産庁等を抜いておそらく私達がはじめてかも( ;^ω^)
特に110mAgは半減期が250日と、半減期が約2年の134Csよりも短く、とっても見つかりにくい核種とのこと。なんだか努力したかいがあったようですな(*^_^*)
べぐれでねが-東京大学の強力なコラボの底力を見せることができました ☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
2016.07.13追記
牡蠣の性質として、海水にある物質を数万倍にも濃縮するようなのですが、何でもかんでも濃縮するわけではなく、選択的に特定の物質だけを濃縮する性質のようです。例えば今回のケースで言うと、放射性銀は濃縮するが放射性セシウムはほとんど濃縮しないようです。
ご支援のお願い
私たちは、流通食品の汚染実態の解明のため、精密測定を行っています。
精密測定は大変な手間と費用がかかります。
これから海産物の検査を増やしていくにあたって、費用の確保が最重要課題といえます。
測定活動の継続のため、皆様へと活動資金のご支援をお願いさせてください(_ _;)
クレジットカード(VISA,MASTER)による寄付
1,000円以上の任意の金額での活動支援が出来ます。今後の活動継続のため、ご支援をよろしくお願いいたします。
カンパ
前回の更新より10名を超える方より温かいご支援を頂きました。
繰り返しのご支援も有り、大変ありがとうございました(_ _;)
めたぼ家のモフ達
めたぼ家に入ってきた悲劇のニューフェイスぐれたまちゃん。長くなってきたので明日以降の更新でご紹介予定ですΣ(・∀・;)
それでは本日はこの辺で・・・。
☆。.:*:・’゜ヽ( ´ー`)ノ まったね~♪
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