べぐれでねが

-気が向いたらセシウムを検査するブログ-

新福一空撮プロジェクトの進捗状況について

こんにちは、めたぼです。食品の測定については他のスタッフさんに更新をお願いしていたため、自身での更新は久しぶりとなりました。皆様どうもお久し振りです(;´∀`)

実はこれまでかなりの労力と費用をかけてきた新方式での空撮ですが、ある程度形になってきたためこのタイミングでのご報告させていただきます。

まずは百聞は一見にしかずということでこれまでの空撮写真をご覧になっていただきたいと思います。

こちらは福島第一原発の写真ですが、これはこれで良いのですが、いくつか欠点がありました。

まず大きかったのが撮影コストの高さ。機材を揃えて現地に向かうには軽く数十万円が飛んでいくという貧乏測定所には到底持続不可能なコストが大きな問題でした。これまでの空撮にかかったトータルの費用は上空での機材の検証なども併せて600万円を有に超えています・・・。これだと到底続けることは不可能です。加えて報道用途の撮影としては少し高度が足りないと考えていました。

これらの欠点を改善すべく、機材の見直しによる1回のフライト費用の低コスト化、高高度フライトの様々な調整を併せて実施。結果として、そこから200万円(合計では800万円ほど・・・)ほどの出費となりましたが、一回の取材費用としては何割かランニングコストを削減することができました。出費はとても痛いですが、廃炉までの長い道のりは最低でも数十年と言われており持続させていくためには撮影の低コスト化は必須の選択でした。経済的にはかなり厳しい状況の中前向きな投資ができたかと思います。

ブラックボックス化している福島第一原発内では今後も東電のずさんな工事や汚染廃棄物の保管、汚染水の放出等により今後も環境中への放射性物質の放出が懸念されます。構内の工事状況について定期的に全体を記録し、おしどりマコ・ケンさんたちとも連携し構内の可視化を進めていこうと考えています。

と、前置きが長くなってしまいましたがここで新方式での高高度からの写真をご覧になっていただければと思います。

新方式での空撮写真

比べていただけるとわかるかと思いますが、これまでに比べ圧倒的な高さ。新方式では海抜高度1500m付近からの撮影に成功しています。現時点では軽量な撮影機材のみで撮影となっていますが、今後は重量のある撮影機材にも対応し最終的には2000m付近からの撮影を目指します。(ここまではもう少々お時間ください)

 

上層と下層の雲

 

典型的な夏の景色(クリックしていただけると詳細が御覧になれます)

 

こちらも以前行った空撮の動画になります。(比較資料)

 

と、ここで改めてお願いです・・・

先日の機材更新時の支払いのリアルな様子。残念ながら測定室の状況は厳しく、我が家からの貸し出しがかなりの金額になってしまいました・・・。

今後も撮影や測定を継続するためのお願いとなります。現在継続課金の方が減少傾向で撮影の継続が厳しくなってきています。たくさんの方と協力し、今後も情報を公開して行きたいと考えています。

クレジットカード(VISA,MASTER)による寄付

1,000円以上の任意の金額での活動支援が出来ます。今後の活動継続のため、ご支援をよろしくお願いいたします。

(全角での入力はエラーになるため、必ず半角でのご入力をお願い致します(_ _))

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最後に

以上中間報告でしたが、やっと近いうちに形にできそうなところまで来ることができました。

ここまでこれたのは、これまでご支援いただいた方々のお力添えのおかげでもあります。大変大変ありがとうございました!!なんとか形にできるようがんばりますので、引き続き温かい目で見守っていただけますと幸いです。

2016年ころから始めた空撮ですが、気がつけばかなりのレベルの空撮野郎になってきました。これらの技術は福一や帰還困難区域の様子だけではなく、他の様々な報道取材にも対応できるかと思います。今後様々な情報公開するべきイベントが発生した場合でも臨機応変に対応できるよう、精進していたいと思います(^o^)

以上新空撮プロジェクトの中間報告になります。

ということで・・・

☆。.:*:・’゜ヽ( ´ー`)ノ まったね~♪

めたぼ