たった一枚の写真。こちらはなんてことのない福島第一原子力発電所の写真ですが、その一枚を撮影するための苦労であったり危険性であったりの詳細については『べぐれでねが』ではこれまであまり積極的に公開することはありませんでした。
当たり前のように出てくるこういった写真は、膨大な資金はもちろんのこと裏で血のにじむような努力や訓練をすることで撮影することができています。今回は空撮時に大きなトラブルがあったため、そちらをご紹介していきたいと思います。
真実を伝えるって実はえらくしんどいんです・・・。動画をクリックしご覧になっていただければその気持が共有いただけるかと思います。
残念ながら国も東電もお世辞にも積極的に必要な情報を公開しているとは言えません。悲しいですが、そういった環境で情報を手に入れるためには、自分自身で周辺を飛行し撮影する技術が必要となります。実はこれまでその技術を習得するため、訓練のために年単位で関東方面へ足を運んでいました。
福島第一原発周辺や帰還困難区域を自分の操縦で飛行・撮影し、食品や土壌のGe(ゲルマニウム半導体検出器)での高精度測定もこなし(場合によっては高江に取材に行き・・・)、野良猫の保護や譲渡を行う市民測定所は全国でもおそらく唯一無二のはずです。資金さえ集まれば公共の利益となる情報はどんどん出していきます。ぜひたくさんの方と力をあわせ情報を公開していきましょう。皆さんから応援いただければ僕はそれ以上に努力し情報を表に出していきたいと思っています(^_-)-☆
フライトを実施するに当たり、安全に撮影するためにはある程度お金をかけて機材を整備していく必要があり、そのための資金がかなり不足しています。空からの撮影は、車と違い些細なトラブルが重大インシデントや死亡事故へと直結します。(路肩へ車を寄せるだけではすみませんからね(;・∀・))
イージス・アショア配備候補地(現在は撤回)だった秋田市新屋周辺を上空1500mより空撮(2021.11)。これだけの市民が有事の際の標的になるかもしれなかった。忘れない秋田の歴史の一幕。#秋田市 #空撮 pic.twitter.com/DJP1uUncUY
— 秋田放射能測定室「べぐれでねが」 (@metabokenopapa) November 10, 2021
特にこういった対地高度500m以上での撮影は難易度が高く、空撮業界でもある程度の技術や知識を習得した限られた人間にしか撮影できない世界と言えます。私達は現在の撮影機材で対地高度3000m程度までの撮影に対応することが可能であり、福島第一原発はもちろんのこと、それ以外にも公共のための公開すべき情報があれば積極的に撮影に挑んでいこうと思っています。
せっかくなので撮影時の苦労を今だから明かすと、例えば秋田での地上での温度が11℃くらいだったとするとよく使う1500-2000mの高度での気温は-2~-5℃位になり長い撮影のときは数時間フライトすることもあるためおむつを履いたりもします。寒いとトイレが近くなったりもするので苦労が多いのです。
— 秋田放射能測定室「べぐれでねが」 (@metabokenopapa) November 12, 2021
つきましては、いつものお願いとなってしまいますが、今後も活動を継続していくためご支援ご賜りますよう何卒よろしくお願いいたします(_ _)
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現在の経営難の要因としては大口支援者の減少と毎月の定額支援の方の減少が挙げられます。引き続き確度の高い情報を提供するために定額支援に付きましてもご検討いただけますようお願いいたします(_ _)https://t.co/4u8Fn7fQHK pic.twitter.com/BZNKMFJrl6
— 秋田放射能測定室「べぐれでねが」 (@metabokenopapa) November 12, 2021