さて、今回は山口県のレンコンになります。
最初に言っておきますが、この試料は今まででトップクラスに時間と手間がかかりました(;^ω^)
さて、それでは手間暇掛けて測定した試料ですが、最初の処理はボランティアママさんにお願いしました。
まずは土を混入させないように、土を徹底的に洗い落とすところから始まります。
土を丁寧に洗い除き
節の部分をカット
さらにこちらピーラーで皮をむいていきます。
蓮根の穴の中の土まで丁寧に取り除いて頂きました・・・。この時点で1-2週間ほどかかりました(;・∀・)
実に10キロのレンコンを体調の悪いないか、一人で処理してくれたママさんに拍手です!
ここからは我が家で・・・
凍結乾燥の準備として、千切りにします。
スライサーにレンコンを詰め込んで
千切りができあがります。ここまでで夫婦二人で数時間程かかりました・・・
次に固まらないように、ラップの上に薄く試料を伸ばしていきます。これは凍結乾燥時に、試料を効率よく乾燥させるため。
凍結乾燥瓶の容量があまり大きくなく、単に沢山詰め込むことを出来るようにするためです。
地味にこの作業がつらく、キッチンペーパーを底にひき、試料を薄くのばし、ひたすらその上にラップを重ねてを繰り返します。
実はこの前に、凍結乾燥瓶にダイレクトに詰め込む作戦も実行したのですが、水分が多めの試料のため、静置凍結では凍結乾燥瓶が割れてしまう恐れがあり、途中で中止しましたorz
上記の試料を数日間冷凍させて・・・
凍結乾燥機にかけます。
デフロスト(解氷)後なので、時間しか写っていませんが、およそ59時間ほどかかりました。
1度では凍結乾燥瓶に入りきらなかったため、上記の作業を2度繰り返します。
せっかくここまでやったので、中途半端な状態は嫌です。凍結乾燥後の試料を105度で数日間熱風乾燥させました。
すっかりカリカリに。凍結乾燥と熱風乾燥の組み合わせは、結構バランスが良いようですねぇ(*´∀`*)
最終的には可食部7.9kgの試料を1.7kgまで減容化させることに成功しました(∩´∀`)∩ワーイ
さて、ここからは粉砕をボランティアパパさんへとお願いします。
冷凍庫で吸湿しないように保管した試料です。
綺麗なパウダー状になりましたъ(゚Д゚)グッジョブ!!
作業お疲れ様でした。
ボランティアパパ・ママさん、めたぼ家皆で頑張って処理した試料を東大へと託します・・・
さて、気になる結果ですが・・・
(; ・`д・´)…ゴクリ…(`・д´・ ;)
137Csが検出されました。
※沢山の手間や費用、時間を掛けて測定しました。現在、運営状況が苦しい状態です。測定室を維持・継続させていくため、何卒皆様の温かいご支援をお願いいたします_(._.)_
クレジットカード(VISA,MASTER)による寄付
1,000円以上の任意の金額での活動支援が出来ます。今後の活動継続のため、ご支援をよろしくお願いいたします。
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ボランティアパパさん、ママさん、我が家、東京大学。皆で頑張り、おそらく市民測定所では初の定量となりました。わたしの知る範囲では、山口県のレンコンは定量されたことはなかったはず(あったらごめんなさい(;・∀・))。
えっらーーーーく、大変で処理から検査までにゆうに一ヶ月以上かかりましたが、一応形が残せたので頑張った甲斐がありました(´Д⊂グスン
お魚プロジェクト
やっと処理が完成し、近々第一弾を東大へ発送できそうです。
汚染水の影響がどれほど物なのか、関東東北の太平洋側を中心にお魚の検査をやっていきたいと思います。
一つの試料が大変高価であり、なおかつ処理の費用がかかるため、現状では少量しか検査できませんが、カンパが集まれば積極的に頑張っていきます。
それでは今日はこのへんで
☆。.:*:・’゜ヽ( ´ー`)ノ まったね~♪
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