新年明けましておめでとうございます。
お正月はちょっぴり帰省したり、フリーズドライ(真空凍結乾燥)の練習をしてみたり。何だかあっという間に終わってしまいましたorz
そうそう、フリーズドライって結構コツが居るんですよねぇ。如何に真空度をキープするか、試料の表面積が広くなるようにカットするかなど・・・。
凍結乾燥器自体の動作温度範囲というものもあって、実はこやつ自体にも温度管理が必要なことも買ってから分かりました。夏はおそらくエアコンをかけながら凍結乾燥を行わなければならなそうな雰囲気です。本当になんて地球に(財布にも)やさしくないんでしょう/(^o^)\ナンテコッタイ
東京大学との共同研究
さて、実は年明けを機にもう一つ発表があります。去年の春ころから段階的に行ってきたのですが、食品や環境試料などの極微量な放射性物質を検出するために東京大学の小豆川先生と共同研究をおこなっており、その結果をブログにて発表してきました。
小豆川先生
基本的なスタンスとしては当測定室にて検体購入をおこない、必要ならば様々な機器を用いた濃縮処理を施し、ゲルマでの測定を先生にお願いするという形になります。これからも基本的にはその形で計測を行っていきます。
小豆川先生には濃縮等の技術的な面に関してもご指導いただいており、これから長いスパンで測定を継続していくことができればと思っています。
本日の試料
と、前置きが長くなってしまいましたが。本日の試料は岩手県産の白菜。
16.3kgの白菜です。見たらびっくりするくらいの量です(;・∀・)
大型のバットに整列させて並べていき
それでも乾燥器に入りきらないために無理やり押し込みますが、結局150Lクラスの乾燥機でも入りきリませんでした・・・
そこから105度にて数日間乾燥させてこの状態
まだ若干の水分を含む感じ
縮んだ試料をまとめて空きスペースを作った上で、未処理分を追加しました。
ここからさらに105度で数日間。トータルで一週間以上かけて乾燥を行いました。
結果・・・
薄々のペラペラに
白菜は水分が多いのだと改めて実感
16.3kgから540gまで減容化することに成功しました。
もちろん今回も東京大学での測定を依頼します。
さて、気になる結果ですが・・・
測定結果
134Cs:不検出 検出限界値:0.00952(Bq/kg)
137Cs:0.0120 ± 0.00342 検出限界値:0.0102(Bq/kg)
極微量の137Csが検出されました。
※コストや手間をかけての非常に精密な測定を目指しています。測定を継続するため、高精度な測定を今後とも無料で公開するため、運営資金のご支援をお願いいたします(_ _;)
カンパ
前回の更新より5名の方から温かいご支援を頂きました。試料の購入や測定室の維持に使用させていただきます。ありがとうございました(_ _;)
子供達
ねこ鍋だそうです(^_^;)
それでは今日はこのへんで
☆。.:*:・’゜ヽ( ´ー`)ノ まったね~♪
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