本日は濃縮シリーズになります。一般にシェアの高そうなキッコーマンのお醤油ですが濃縮をかければ放射能は検出されるのか?
沢山濃縮しようと思って一斗缶で購入しました。こちら18L分です(;^ω^)
5リッターのガラスビーカーも購入しました。こちらを濃縮します・・・。途中の写真は撮っていなかったので濃縮後の写真はこちら。濃縮装置を利用しました。
温度センサーを使用してゆっくりと80度にて撹拌しながら濃縮しました。セシウムのロスが出ないようにするためには100度でグツグツは実は良くないのです。
塩が沢山析出してしまいました。
できれば10L>2L程度で濃縮したかったのですが、この辺りでやめました。結果として6L>2Lで止めました。
数検体濃縮した経験から最後は2.5L程度で止めます。後は放っておくとほぼ2Lジャストで濃縮が止まります。
実は容器の底は塩だらけ・・・。マグネット撹拌機が相当苦しそうな感じ。
※現在はその対策品も新規購入しました。(対策品だけで10万円以上ですorz)
お塩がザクザクです(;^ω^)
何とか何とか詰め込んでいきます。
あれだけのお塩を詰め込んでもなおこれだけが残っていて・・・
それも含め強引に押し込んでいきます(ノ∀`)アチャー
一応作業完了です。これもなんだかんだ言って1週間程度でしょうか?
実は、他の濃縮方法も試してことごとく失敗しております。大型乾燥機に入れたら・・・。時間も掛かり過ぎるし電気代も半端ないし・・・。って、こっちも電気代はかなりのものですが乾燥機に比べたら時間も短いので比較すると効率的でした。
こちらのお塩満載の検体ですが、精密に検査するためにゲルマに出します。外注のために郵送でお願いしました。
測定結果
残念ながら検出されてしまいました。
しかし、実際は3倍に濃縮を行ったために、実際の値は・・・
Cs-137:0.05(0.02) (Bq/kg)
Cs-134:不検出(0.01) (Bq/kg)
※()の中は検出限界又は下限値
食べる食べないのご判断は皆さんにお任せします。
濃縮検体をまずまずこなしてみての感想ですが、この程度の濃縮では検出されない検体もたくさんあります。
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近況
最近秋田も暑くなってきてうちのルルロロもだれ気味です・・・
横から見るとこんなかんじです(;^ω^)
この日は乾燥機や電気炉を載せるためのメタルラックを注文しました。こちら特殊なサイズに成り2つで2万円以上となりました。こういう出費が地味に痛いです。
最後は勢いで購入してしまいましたがこんなかんじのが本当にたくさんあり、最後には軽く200万円以上に・・・。って、乗りかけた船的な勢いです(アホ
ここ数日間は灰化の試験を行っています。
こちらは歴代最高の電気を食う大食漢で、この電気炉だけで普通の家一件に相当する電気を消費するそうです(電気屋さんいわく)。普通のコンセントではなく電気工事をして初めて接続できる特殊なコンセントでした。(余談ですが工業用の電気炉、乾燥機を個人で買う人はやはり殆どいないそうです)
セシウムが飛ばないように様々な文献を見ながら灰化温度を決めていきます。色々調べながらうちの測定室でのターゲット温度は450度としました。この辺りから徐々にセシウムが飛び始めます。
気化が始まる600度前半の温度から飛ぶわけではないのです。時間はかかるけど丁寧に測定するために低温でやっていきます。
最後は風で飛びそうなくらいにペニャペニャになりました。まだ行けるのでしょうか?本当に濃縮作業は手探りです。これでだいぶマリネリ(検査容器)に詰め込むことが出来そうです。
※詰め込めば詰め込むほどに測定精度は上がります。
カンパ
昨日より2名の方からご支援を頂きました。ありがとうございましたm(_ _)m
それでは今日はこのへんで。まったねぇー(´∀`*)ノシ バイバイ